本木監督さんのすばらしさ~。
「超高速、参勤交代」は、敷居を低くして、気軽に楽しめる時代劇コメディとして作られた。
「居眠り磐音」は、本来の伝統的な時代劇を若い人達にも観てほしいと思って作られた。
それは、どうしてか?
本木監督さんは、30年前に松竹に入社して大船、京都の撮影所で学んだ。美術、日本家屋の中で薄暗さを表現するライティングの方法
狭いセットを広く見せる方法、
セットでの撮影をロケーションのようにみせ、
ロケーションをセットのようにみせることで全体の統一感を出す方法
職人の技術が生きていた。
着付けや所作などを自分1人で出来る時代劇俳優さんが身につける技術
そういった技術を「若い世代が受け継ぐ機会」になれば…。との監督さんの時代劇愛がひしひし伝わってくると同時に、今はテレビドラマでは時代劇の本数もすくなくなっている現状。
そういった中での監督さんの想い。
私は本木監督さんは映画の監督さんだけでなく、「指導者」だと思っています。
指導者は相手の事を考えて配慮しなければ学んでくれません。
日本には今後時代劇を今の世代の人にも受け入れられるように指導者は考えておられることがすごい!
その方が富山県の方!
なので富山県人がもっともっと支え、応援してあげることが大切だと思います。
私は映画の評論家でもないし映画の学校へ行って勉強したこともないただのお土産屋のおばさんですが…。
映画のことの講演を聞きに行った時の言葉ですが…。
映画をヒット!
映画の興行収入だけを狙った作品!
こういったことだけを狙いにした映画作りは多分簡単なのかもしれません。
収入だけ狙いなだけで…
例えば全国に役者のファンが沢山いる俳優などを起用した場合、必ず、そのファンは映画を観に行きますよねー。
もう観に行くまえから収入はどれくらいか計算されますよねー。
そういった映画が悪いといゅうのではないのですが
映画に対してこだわって作られている監督さんもいる!といゅうことだと思います。
どんなにいい俳優を起用しても
どんなに宣伝にお金を投入しても
お客さんが映画館へ足を運ばなくては何にもなりません。
「居眠り磐音」はテンポの良さと登場人物の色分けを大切にされ、次次に多くの人物が登場してきた映画でした。
次の世代を担う時代劇俳優さんもおられたのかもしれません。
そういった時代劇スタッフの報酬もお客さんから
ではないでしょうか。
そんな意味で本日「勘右衛門母母座」に来店されてくるお客さんには
「早くいけ!」(笑)といっております。
以上
「川嶋 裕美子」が本木監督への想いで~す。
皆さん、よろしくお願い致します。