前三重県松阪市長をしておられた 「山中光茂」氏

前三重県松阪市長をしておられた
「山中光茂」氏の著書「巻き込み型リーダーの改革」です。
現在は東京で「在宅医療」の院長をされ日々現場でお仕事をされています。
この先生と知り合ったのは昨年の暮れでした。
まったく、「山中光茂」の「や」も知りませんでした。
テレビの「報道ステーション」にも出演されていたことがあったらしいのですが、それすら知らずにいました。
とあることで私の店にたまたまなんですが来店してくれ…現在に至っててます。
この先生と出会ってしゃべり、この本と出会って、全く今まで感じてもいないこと、政治だけでなく、いろんなことにたいしてかんがえさせられ、また、
「幸せ」とは何なのか?
「平和」とは何なのか?
人間としての一番の幸せは何なのか?
50歳を超えた私に、「はっ!」とさせられた1冊の本でもあります。
実はこの本を70冊売れています。
要するに70人の方が私の店から購入していただいています。
まだ40歳の彼が国民に訴えておられるんですが、あまりにも平和な日々に漬かっているので気づかないんですよね。
今、この本を10回読むべき時代、読むべき時期が到来してしまった気がしています。

自動代替テキストはありません。画像に含まれている可能性があるもの:4人山中光茂氏は医師資格をとってからボランティアで「アフリカ」に行って寄り添ってこられています。
本から抜粋して紹介します。
【…表面的な発展の裏側で、最も貧乏と衛生状態が劣悪で治安が悪すぎる。
人が作り出してきた差別や貧困の歴史と現実を人の力でみんなが「幸せ」になれるような歴史ト現実に新たにつくり替えていくことがどれほど難しいことなのか、現場でひしひしと感じることができました。】

【政治が法律や制度をつくることで、多くの人の幸せを奪ったり、痛みを増加させたりすることは非常に簡単です。
ですが、其れを回復しょうとする際には、政治はあまりにも無力です
だからこそ、政治に携わる人間は今の自分をどれだけ犠牲にしてでも、政局や保身にとらわれることなく、今できることをやり抜かばならない。
それが、最低限もつべき心構えなのです。
有権者にも「政治家は誰がなっても同じ」などといゅう悲しいことは言わないでほしい。
知らず知らずのうちに選んだ政治家や政治体制によって、自分たちの現実や未来が奪われかねないといゅうことを強く認識してほしい。】
この本に書かれている言葉!訴え!
を沢山の国民が再認識してほしい。

悲惨な現場を直に視てこられた山中先生だから熱く語れるのです!
口だけでなく、行動に移しておられます。
今、先生は国民に「熱く、丁寧」に語っています。

なかなか、この文章は思っていても書けない!
先生の勇気とやさしさを非常に感じています。
紹介しますねー。

 

 

「単純に人と人との憎しみの連鎖が止まることを祈るのはおかしいのかなあ。」

韓国政府が北朝鮮の飢餓や病気で苦しむ人たちに医療品や食料品の「現物給付」をすることに決めたといいます。
韓国国内でも、この行動には政府に対して賛否が出ているとのことです。

数年前にアメリカがトルコに対して、個別的自衛権の行使として「空爆」をして民間人の多くの命が失われた時に、カップラーメンとか保存食などを「空食」すればいいのに、と感じました。

日本は、結局大量破壊兵器が見つからなかった根拠なき自衛権によるアメリカが起こしたイラク戦争に「全面的に支援する!」と当時の小泉総理が表明し、トルコへの空爆にも「全面的な賛同」を示した。

日本のメディアはあまり取り上げないが、これまでの「アメリカの先制的自衛権」という名目の戦争に必ずしも多くの国々は賛同をして来たわけではないし、ヨーロッパの多くの国々からもアジア諸国からも大きな批判が堂々とされて来ている。

私は日本という国の「優しい穏やかな気質」が大好きです。

私は、世界のいろんな国で、いろんな方々とご縁をいただきましたが、どの国の普通に暮らす方々も政治的な立場にある方々も、正直、アメリカや中国などへの批判というより嫌悪感の強さは大きかったです。

それに比べて、日本という国や国民への信頼感の高いこと!世界の多くの国々が日本のように半世紀にわたって、平和で穏やかに過ごせて来たわけではなく、いろんな戦いや不安定さのなかで生きてきている。

日本は、「平和国家」「唯一の被爆国」という思いを軸足にして、第二次世界大戦後、「自分たちの国の幸せ」とともに「世界の平和」にも積極的に関わろう、という思いであったはず。
そんな思いの国が私は大好きでした。

日本が今も「アメリカの核の傘」にある事実は否めないし、戦後まもなくの不安定な時期にアメリカの圧力が極東の安定を生み出して、結果としての平和があったということも否定するものではない。経済的にも軍事的にも、そして戦後の精神的にもアメリカへの依存体質が官僚組織、政治家、メディアに根付いてしまったのもどこか仕方がないとも言える。

でも、日本はもっとかっこいい「平和国家」であってほしい。
この数十年、世界の平和が壊される最初の誤った一歩がアメリカ発で行われた歴史を真摯に受け止めるべき。本当の信頼できる同盟国なら平和を現実に壊しかねない過ちに、しっかりと向き合い、「対話」でたたかうべき。

それぞれの国民が「あの国腹立つ!」とか「あの国家は滅亡させてやりたい!」とか飲み屋の席で言っているのと、トランプ大統領や安倍総理が「国家を滅ぼす」とか「天誅が下る」とか「対話より圧力」とか、全く意味が違う。現実にそこに人の命や生活そのものがかかっていることを感じさせない発言が権力の座にある人間がしれっとおこなっているという事実が恐ろしい、、

オバマ政権時代に、中国が「先制的な核兵器を使用しない」という国家としての宣言を出した時、アメリカ政府に安倍総理は「アメリカは世界の平和のために追従しないように」というサジェスチョンをしたとのことでした。

北朝鮮がミサイル実験をすることも、それで圧力をかけようとすることも本当に不毛です。
ただ、それと同じレベルで同じ核兵器を持つアメリカが対話ではなく軍事的圧力で接し、その力だけで屈服させようとしても、それにポチのように日本がキャンキャンと同調しても、北朝鮮の政府や国民感情が「じゃあ、しょうがないな、平和国家になろう」となるはずがない。どこにも現実主義的な戦略がない。

アメリカが今にも軍事行動を起こそうとする時に、日本というアジアでの「平和国家」が「絶対に戦争はしないでおこうよ!」というメッセージを強くみんなで出していくことが大切だと思います。

個人的には、国会前で安倍総理や自民党に「市民運動的なもの立場」で反対運動をしている方々も、そんな中身のない批判だけなPRをする活動よりも、本当に「平和」や「国民の当たり前の幸せのあり方」を優しく訴える活動にした方がいいのになあ、と思います。私は価値観の対立をあおるようなデモとか過激な反対運動とかがあまりすきではなく、気が小さいので、フェイスブックで細々と自分の思いを粛々と書くだけなのですが^ ^

戦争に正しさはないと思います。戦争はないことがいいに決まってます。権力者は正しさを訴えて、戦いに勝利をするという結果を求めるのかもしれないけど、世界の一人ひとりが求めているのは、「日々の当たり前の幸せ」です。
誰も無駄に死なないでほしいなあ、日本人も北朝鮮人もアメリカ人も、これからこの世界に生まれてくる子供たちも。