「読売新聞記事」です。

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氷見市長選 立候補予定者3氏激論…公開討論会
2017年03月06日

◆人口減対策などテーマ

氷見市長選の立候補予定者による公開討論会が5日、市ふれあいスポーツセンターで開かれ、現職の本川祐治郎氏、いずれも新人で前県部長の林正之氏、前市議の沢田勇氏の3氏の主張に約250人が聴き入った。

討論会では、主催した氷見青年会議所が行った市民アンケートを基に、市の課題について3人が語った。テーマの一つが人口減対策だった。

本川氏は、「若い女性が選んでくれる街にすることが重要」と説明。新婚、子育て世代、医療・介護分野の従事者などを手厚く支援し、20~30歳代の女性を呼び込む政策に現在取り組んでいることを紹介し、「定住に向けてブランド発信を高めている」と語った。

林氏は、「3世代同居や家族同士が近くに住むことを支援して住みやすくすることが大事」と訴えた。企業誘致を図ったり、地元創業を支援したりすることも重要で、既存企業の隣接地の拡張を手助けするなどして、雇用を創出し、移住者の拡大につなげるとした。

沢田氏は、「氷見なら安心して暮らせると思える環境整備が大切」と強調した。北陸電力・志賀原子力発電所から30キロ圏内に市の一部地域が含まれることから「避難用の大量輸送手段としてJR氷見線と城端線の直通化実現に向け国や県などへ働きかける」とした。